◇SMIとは SMIはサクセス・モティベーション・インスティチュートの略で、本部はアメリカのテキサス州ウエイコ市に1960年にポール・J・マイヤーによって創立され、
目標に向って行動する人間の心"モティベーション"に関する多くのプログラムを開発、 24ヶ国語に翻訳され、80余ヶ国で活用されている、世界最大の能力開発組織です。 |
〔あらゆる分野で、そして多くの組織でSMIイズムは求められ成長・発展してきました。〕
◇SMI創立者 ポール・J・マイヤー
![]() |
![]() |
ポールJ.マイヤーは、人びとが自らの目標を達成するのを支援するために、数多くのプログラムを著しました。 マイヤーは、多くの著作物を世に出した著者の一人として名声を博しており、印刷・録音された彼の作品は5,000万部を超え、 雑誌・機関誌への寄稿記事も多数あります。 彼の功績については150人以上のさまざまな著者によって、書籍・雑誌などに引用されており、 「偉大なる成功者・ポールJ.マイヤーの人間学」が、日本で翻訳・出版されています。最近書かれた、ポールJ.マイヤーに関する書籍では、 与えることの勇気、人生のあらゆる分野での成功とその有意性を解説しています。 マイヤーがSMIプログラムで提唱する成功習慣は、 世界中で展開する彼の40以上もの会社で確立したビジネス上の経験と、マイヤー及びその家族の個人的な経験に基づいています。 ポールJ.マイヤーは、個人や組織の成功、セールズ、マネジメント能力開発などの世界的な権威として認められています。 マイヤーのプログラムは、「人びとを限りなく羽ばたかせる」というビジョンを実現することによって、数多くの人びとに素晴らしい影響を与えています。 ※2010年3月にハワイのマウイ島にてSMI創立50周年記念の世界大会が実施されました。 |
|
【今月のSMI雑感】 令和4年5月 『勇将の下に弱卒無し』 SMIビジネス塾で3年続けて学んでいるドラッカーは、軍隊の戦略や歴史にも詳しい。時々マネジメントの説明に軍事作戦の話も出てくる。確かにリーダーシップやマネジメントの重要性を考える上で軍隊の例はわかりやすい。 ■ポンコツの集まりを最強の軍隊に 過日、講談社の「現代ビジネス」のサイトで、“伝説の自衛官”といわれた伊藤祐靖氏とジャーナリストの島地勝彦氏の対談を読んだ。その中の伊藤氏のアメリカ軍の話は我が意を得たりだった。 (伊藤)アメリカ軍だけでなく、残念ながら日本でもその傾向はあるんですが、ああいう組織(アメリカ海兵隊)に入ってくるのは、ほとんどが、その国の最低の奴らです。身体能力はない、頭は悪い、根性もない、すぐ泣く、痛がり、すぐお腹がすく、そういうパターンが多いというのは、残念ながらありますね。 各国も似たり寄ったりですが、なかでも“米兵”は大したことない。だけど、“米軍”となると話は別で、やっぱり世界最強だと思います。そんな彼らを、集団としてシステマテックに動かせるところが素晴らしいんです。 (島地)それはつまり、上に立つ指導者が優れていると言うことですか? (伊藤)そう思います。そういうシステムを作りあげる能力に長けています。軍隊だけでなくアメリカの会社組織、政治、国の仕組みにしても、システムが良くできていると私は思います。移民国家として誕生して、たかだか230年しか経っていないのに、世界の中でこれだけの地位にいるというのは、ガラクタを集めてきて、それなりの力を発揮するシステム作りが上手いんだと確信しています。 ■アメリカで最もパワハラが少ない組織は? 上記の質問に、皆さんはどんな会社や団体が頭に浮かびますか?実は今、アメリカでパワハラが最も少ない組織はアメリカ軍だと言われています。 現在のアメリカ軍は、パワハラ的なことは絶対許されないといわれています。そうしたアメリカ軍の中にあって、米陸軍の取り組みは強烈で世界のあらゆる組織の中でもっとも厳しくパワハラ防止に取り組んでいるといわれている。 2011年に参謀総長に就任したオディエル大将の就任最初のスピーチは「我々は有害なリーダーは容認しない」というパワハラ防止宣言でした。そしてこの言葉の意味を参謀総長は「軍のリーダーというのは、部下の命を奪うかもしれない命令を下さなければいけない立場です。しかるに、部下をいじめるリーダーにその資格があるのか。部下をいじめたり、部下を侮辱するリーダーに、部下の命を奪うかもしれない命令を出す資格はない、という考えです。だから、命令を出せない立場に降格させられたのです」と言っている。(※加藤貴之著「上司が萎縮しないパワハラ対策」より) ■パワハラが起きる軍隊では、国家を防衛できない どうしてアメリカ軍はパワハラ防止に力を入れるのでしょうか?そのきっかけはアフガン戦争と言われている。 「2001年のアフガン戦争で、アフガンから陸軍省に戦場の報告が上がりました。働きの悪い兵士がいて、調べてみると、上官に問題がある場合が多いという報告がいくつも上がりました。事態を重く見たトーマス・ホワイト陸軍長官が、陸軍の最高学府とされる陸軍戦略大学に研究を命じました。その結果が出てきて陸軍幹部は衝撃を受けました。 データ分析の結果、生死を分ける場面では、パワハラ的なリーダーには部下はついていかない可能性が高いことが明らかになったのです。生死を分ける場面というのは戦争の根幹を成す場面です。」(※加藤貴之著「上司が萎縮しないパワハラ対策」より) こうした分析・経験によって米軍はマネジメントを洗練させていき、どんな“ポンコツ”が集まってきても、世界最強の軍隊にしてしまうといわれています。 ■「勇将の下に弱卒なし」 上記の故事は、駄目な人間の集まりも、力量があり勇気ある強い将軍の配下には弱い兵士はいなくなる、という意味だ。まさに現在のアメリカ軍はその良きモデルだ。それは真摯さをもったリーダーが、洗練されたマネジメントを実践するときにどんな組織であれ最大のパフォーマンスが発揮できる組織に変わっていくという証明でもある。 また、今、戦いの当初はウクライナ軍は圧倒的に不利と目されたロシア軍との戦いに於いて、対等以上の戦果を上げている。それはウクライナのチャーチルとも言われるようになった大統領によるところが大きい。 SMIDPMプログラムに、アメリカの思想家ヘンリー・サーロー言葉、「組織とは一人の人間の長い影である」とある。私もSMIビジネスを通して、多くの組織でその言葉の正しさを見させていただいた。 今年のわが社のモットーは、「洗練されたマネジメントを多くの組織に提供し、社会の発展に寄与することを我社の使命とする」とした。私は今、SMIビジネスを通して多くのクライアントとの成長と成果を見させていただき、SMIのマネジメントプログラムを社会に提供することの喜びと誇りを感じさせてもらっている。 SMI小杉(2022/5/31) ☆SMI雑感アーカイブスへ ☆ホーム・トップページへ |