平成30年SMI雑感

4月 「SMIは私の人生のバック・ボーン!」A
3月 「SMIは私の人生のバックボーン!」@
2月 「そだね〜」が組織を活性化する
1月 「仕事−ハイ大好きです」


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《平成30年4月》

 「SMIは私の人生のバック・ボーン」A

 先月のSMI雑感で、モーニングアカデミーのメンバーのMさんが「SMIは私の人生の背骨になっています」と言っておられることを書いた。今月はなぜSMIプログラムが人生のバック・ボーンになり得るのかを考えてみたい。

《成功はあなたがどういう人間であるかで決まります》
 SMIの基本プログラム(DPMプログラム)の冒頭に「成功は、あなたが何をするか、どのように行動するかの結果であるよりも、あなたがどういう人間であるか、ということから自然に生まれる結果です。(そして)あなたをどういう人間にするかはあなた自身が決めることです。」(※DPMプログラム Lesson2より)とある。

 ここで先ず考えなければならないことは、「成功はあなたが何をするか、どのように行動するかの結果より・・・」ということだ。多くの人が単純に漠然と成功はどう行動したかの結果と考える。私も多くの人材育成手法や自己啓発法に触れてきた。それらは殆どがプログラムのこのフレーズとは全く逆の、単なる行動のためのHOW TO物だった。同じ行動をしても心構えによって結果は大きく変わってしまう。「オレはこんなに努力しているのになぜ結果が出ないのか」という人は殆どこのパターンに陥っている。

 その結果、「(成功は)あなたがどういう人間であるかということから自然に生まれる結果です。」といった真の成功を目指す上で最も重要な鍵となるこのフレーズは、一般的には全く無視されるか、理解されずにいる。そうした過ったアプローチの仕方が、向上心を発揮しようと立ち上がった人間を、逆に迷路へと連れて行ってしまう。

 一般的には、成功し善き人生を生きようとしている人は、善き人格を培おうとする。とすれば『真の成功 = 善き人格を目指しながらそれに近づこうと努力すること』とも定義できる。SMIは最終目的としてトータルパースン(全人格)を目指す。SMIは、そのことの実践に最適なプログラムだ。そうしたことが、SMIプログラムが人生のバックボーンとなることを意味している。

《不易と流行》
 この世界は「不易(絶対に変わらないもの)」と「流行(どんどんと変化していくもの)」で移ろっていく。SMIプログラムはいずれのプログラムも『テキスト』と『行動計画』によって成り立っている。テキストではこの世界と人間の普遍性(不易)を説く。その内容は64年以上前に説かれ、激賞され、多くの人の人生に、大きな影響を与えた。そして今も変わらぬ、いや変えようがないその内容で、世界の、民族、宗教、言語等を問わず多くの人にお役立て頂いている。

 そして、SMIはその「流行」に対して、『行動計画』の活用によって、「変化する」という実践を促す。SMIでは『行動計画』を通して、変化を受け入れよ、変化を起こしチャンスにしようと説く。それは人間にとって生涯続けていくべき責務であり、喜びでもあると思う。それがSMIプログラムが人生のバックボーンとなることを確実なものとしている。

《習慣を変え、心構えを磨いていくことが人生》
 人間行動の95%は習慣によって行われる。とすると自分を成長させ、磨いていくことは習慣(心構え)を変えることといえる。知識が増えて人間が変わるのではない。善き習慣を目指し実践し、それに磨きをかけ続けていくことが人間の成長だ。

 また習慣を変えることは、新しい生き方を選択することとも言える。習慣は『間を置いた反復』でしか変化しない。その『間を置いた反復』にこだわり、「習慣を変える、則ちそれを生き方になるまで実践する」といったことに、SMIほど徹底したプログラムがあっただろうか。それがSMIプログラムが世界で冠たる評価を得た理由であり、64年の長きに渡って、国を超え、民族を超え、宗教を超えて世界中に大きな影響を与え続けてきた理由だ。そのように、習慣を変えることを人間成長の柱と位置づけし、働きかけてくれるものは必ず人生のバックボーンとなる。

 今、政官界で不祥事が続いている。皆能力的には高い人達のできごとだ。そうしたことを観るにつけ、ポール・J・マイヤーの晩年の講演での言葉を思い出し、自分に言い聞かせている。 「ATTITUDE IS EVERYTHING!! 心構え、則ち考え方が全てだ!!」  と。   小杉 (2018/4/27)
《平成30年3月》

 「SMIは私の人生のバックボーン!」@

 今年のモーニング・アカデミーは1部をDPMプログラムの実践、2部は土光敏夫に学ぶリーダーシップ、と銘打って学んでいる。深く物事を捉えておられるメンバー各位とのこの学びは、人間を知る、自己を知る、ということおいて、素晴らしい時間になっている。

〈SMIプログラムか気付きのセミナーか?〉
 過日(3月25日)のミーティングでは、保険の代理店を経営され、20年以上にわたってモーニング・アカデミーを支えてくださっているSさんが、「SMIを採用する時に、丁度JCのメンバーより気付きのセミナーにも誘われていたんです。ですから、どっちにしようかと、だいぶ悩んたんです」と言われた。「もしあの気付きのセミナーだったら一時の興奮で終わっていたんだろうな」、と述懐されておられた。私もその話しを聞きながら、もしSMIに出会わずいたなら、あれやこれやとやって今も混乱していたんだろうな、と考えさせられた。

 私も、もしSMIを学ばなかったなら、昨年の10月このSMI雑感で紹介したように、アメリカのSMI本部のCEOランディー・スレクタが言った「・・・人々の真の変化と成長のプロセスを妨害するもの」、またポール・J・マイヤーが言った「心の綿菓子」「インスピレーションを与える一場面」である、そうした一時的なものやハウツー(how−to)ものに振り回され、人間の成功や幸せ、成長といったものが何であるかが全く理解できず、中年期にある今でも混乱し、右往左往していたことと思う。

〈SMIプログラムは人生のバックボーン〉
 今年のモーニング・アカデミーは、各レッスンを毎回メンバー一人ひとりに担当して頂き、司会もやって頂く。今回は長年のメンバーであるMさんが担当だった。Mさんは「SMIプログラムは私の人生の背骨(バック・ボーン)になっているんです」と、よくおっしゃっている。長年、SMIプログラムだけでなく、他のものも多く学んできたMさんの言葉だけに重みがある。

 Mさんは今回も司会をやりながら「私はSMIを採用した当初、あまりにもそれまでの自分の考えと違うので、そんなことないだろうとSMIを1つ1つ試してみたんです。しかし、結果はいつもSMIの言うとおりになり、そうした体験後は、よしじゃあ、SMIの言うとおりにやっていこう、と決めたんです」と言っておられた。

 また「今回も(DPMプログラムの)レッスン3『成功とは何か』を担当し、小杉さんがよく言っておられるように、やっぱりSMIは普遍性のプログラムだなと思いました。国、民族、宗教、イデオロギーが違っていても、誰にでも当てはまる内容だということをあらためて実感しました」とも言っておられた。

 このようにミーティングも各回で担当を変え、司会を変えやっていくと本当に大きな気付きと学びがある。毎回、担当者が私に対しても「この件について小杉さんはどう思いますか?」と問われる。時にはドキッとさせられる。「エッ、この考え・言葉に対して自分はどう思っていたのかな」と一瞬戸惑ってしまうのだ。正に論語の「子曰く、古の学者は己の為にし、今の学者は人の為にす。」だ。つくづく伝えるだけの立場ではいけないと、反省させられる。

 30年も続いているSMI早朝ミーティングだが、各メンバーの輪番制という方法で、今年もどんな気付きや学びがあるか、密かに胸をときめかせている。

 来月は「SMIは私の人生のバック・ボーン!」−Aとして、SMIがなぜ「人生の背骨(バック・ボーン)」になりうるのか、と言うことについて考えてみたいと思っている。小杉(2018/3/26)

《平成30年2月》

 「そだね〜」が組織を活性化する

 先日終了した平昌オリンピックは、日本は13個のメダル獲得で大いに湧いた。 また、今回の大会でも若い選手達が素晴らしい言葉を残していってくれた。努力する人間に、神はプレゼントとして素敵な言葉を与えるのかな、等と思ったりもした。

〈「そだね〜」は組織を活性化する〉
 銅メダルを勝ち取ったカーリング女子の言葉が注目を集めた。特に、北海道弁の代表的な言い方なのか「そだね〜」は、今から今年の流行語大賞と目されている。

 チームの空気(雰囲気)は、どういう共通言語を持っているかで決まる。それによって、チームメンバーの力が1+1=3にも10にもなるチームもあれば、そうした言葉がないために逆に1+1が1になってしまうチームもある。

 SMIのEPPプログラム(※個人生産性のプログラム)に「意思の疎通を楽しんで下さい。あなたが豊かな人間関係を築くと、その利益と満足感によってあなたは益々元気になり、多くの分野で成功を収めることが出来るようになります。開放的なコミュニケーションを行うと、アイディアが練られ、論じられてゆくうちに、チームのメンバーは自分の考えを定め、発展させ、そして結晶化してゆくようになりますます成功するようになります。」とある。

 カーリング女子は試合の中で「意志疎通を楽しむ言葉」と「開放的コミュニケーション」の言葉が飛び交っていた。そうした言葉の中で、「そだね〜」という言葉は、それを象徴する言葉だった。そうした意味で、「そだね〜」という言葉にはチーム(組織)を活性化させる力があった。そうした言葉がチームのムードを作り、一人ひとりの潜在能力を発揮させ、銅メダルの栄冠に繋がったと思った。 

〈「顔晴(ガンバレ)」で勝ち取った金メダル〉
 選手の活躍を観ながら、いつも言葉の力に驚かされる。スピードスケート500mで金メダルを取った小平選手は「顔晴(ガンバレ)」という言葉を支えに苦しい練習を耐えてきたと言う。小平選手は高校2年のときにスランプに陥った。その時にであった言葉が「顔晴(ガンバレ)」だった。

【夏の厳しい練習に耐え、すでに頑張ってきただけに、当時は周囲から「頑張れ」と言われると苦しかった。でも「頑張らなくても良いんだよ」という言葉を聞いても腑に落ちず、前に進める気がしなかった。そんな時、あるコーチにもらった言葉が「顔晴(ガンバレ)」だった。「本当のガンバレは顔が晴れたこと。つらくても笑顔は忘れちゃいけない」。「頑張れ」という言葉に疲れ、悔いばかりが残る毎日を過ごしていると感じていた。幼い頃は笑っていられたのに、いつの間にか下を向くようになっていた小平選手を救った言葉だった。「顔晴(ガンバレ)」という言葉との出会いよって、小平選手は高校3年の冬、全日本ジュニア選手権スプリントを4年ぶりに制覇した。】(※新潟日報平成30年2月19日朝刊より)

 成功者は小平選手のように、必ず積極的・肯定的なアファーメーションを活用している。前出のEPPプログラムに「アファーメーションは個人生産性を向上させる為のツールです。これはあなたの考え方や心構えを変え、そして最終的にあなたの行動を変えてくれます。アファーメーションが心構えと行動に及ぼす衝撃は、あなたが欲する成果を生み出す上で大きな力になります。」
 
 先日、新潟市内のバイクショップでのSMI社内塾の際に、ベテラン社員が「オリンピック選手は殆どの人がSMIと同じことを言ってましたね」と仰った。この言葉はオリンピックがある度に必ず耳にする言葉だ。オリンピック選手はSMIプログラムを採用し、活用している選手はもちろん、SMIを知らない選手も、結局SMIイズムと同じコトをやってオリンピック出場を勝ち取り、メダルを手にしている。そのことをあらためて感じさせてもらった二週間でもあった。小杉(2018.2.26)
《平成30年1月》

 「仕事?−はい、大好きです!」

 新年おめでとうございます。SMIクライアント各位におかれては、大きな希望をもって新しい年を迎えられたことと存じます。

 さて、時代は人口減少、人材不足の中で「働き方改革」が叫ばれています。そこで年頭に当たり「働く」ということをSMIではどう捉えているかを考えてみたいと思います。
 ポール・マイヤーは「仕事?・・・はい大好きです!」と言い、プログラムにおいて、仕事には五つの恩恵があると説いています。

 1、仕事は「報酬」が得られます;生活のため夢を実現するために、報酬はかかせないものです。しかし、多くの人が働くことは、金銭のためだけだという勘違いに陥っています。その勘違いを質していくこともリーダーの大きな役目です。スタッフにそのことに気付いてもらうだけでも働き方改革は大きく前進します。

 2、仕事は「潜在能力」を発揮する絶好の場です;仕事は現状維持では続けられなくなくなります。そのため目標を立て、現状を変え、挑戦しなければなりません。そこに必ず潜在能力を発揮する場が生まれます。私も、このSMIビジネスに携わらなかったらこのような文章も書けなかったらだろうし、パソコンもほとんどいじれられなかったし、人前での話も出来なかったと思っています。

 3、仕事は「人間成長」の最高の場です;仕事をするということは、必ず人と関わるということです。どんなにAIの技術が進んでも、人と人との関係がそこになかったなら、それは全く無意味なものとなります。人と関わることには必ず軋轢が生まれる。クレームやリコールもその一つとも考えられる。しかしその対処には必ず人間関係の改善も含まれるものです。そうしたことがその人を人間として成長させてくれる。営業での失敗、仕事から遠ざかっていった人、苦情を持ち込んだ人、そうした不都合な人から多くを学び、人間性を磨いていくことが出来る。

 4、仕事は「時間」を構成しています;ある経営者より、こんな話しを聞いたことがあった。「運送会社に勤めていた管理者が退職し、少しのんびりしようとブラブラと過ごしていたようです。しかし三ヶ月もしたら、いても立ってもいられない状況に陥って、私に電話をしてきてこう言うんです。『私を○○さんのところで給料なしでも良いから働かせて下さい』と。給料なしというわけにもいかず、今は一般の人と同じように働いてもらっています」。SMIの実践プログラムに「定年退職し、何もしないと3年以内に病気をするか、死ぬ確立が高まるというデータがあります」とある。 仕事は人生の価値ある時間の多くを、注ぎ込むに足るものなのだ。

 5、仕事は「スリル」を楽しむ場です;私はこれを仕事のゲーム化で生み出せると考えています。ポール・マイヤーは、我々モティベーターに、何人に合い、プレを何回し、いくつの契約を頂いたか、データを常に取りなさいと言う。実際にやってみてわかった。数字を取ることで、ゲーム化が可能になり、苦役と感じる仕事も楽しいものに変えていくことができると。

 仕事の捉え方として土光敏夫著「経営の行動指針」の中に素晴らしい考え方があります。「『仕事の報酬は仕事である』とは、日産自動車の創立者藤原銀次郎氏の言葉である。私どもの従業員意識調査でも、この立言を肯定する結果が出ている。簡単に言って、満足感(働きがい)の源泉が、賃金に代表される金銭的要因よりも仕事に代表される非金銭的要因に、より多く求められている。賃金と仕事の関わり合いについては、色んな立場からの様々な議論があろう。人間の喜びは金だけからは買えないという一事である。賃金は不満を減らすことはできる、しかし、満足を増やすことはできない、満足を増やすことのできるのは仕事そのものだと言わねばならない。

 仕事の報酬が仕事であるような仕事を作り出してゆくのは容易なことではない。そんな仕事は数多くは存在しないという反論もあるだろう。しかしそれは間違った考え方だ。どんな仕事であろうと、それが自発的主体的に行動できるような仕事になってくれば、人々はそこから働きがいを感ずるようになるのだ。仕事の種類程度よりも、仕事のやり方が問題にされねばならぬ。」 

 最後に、仕事の名言を記し、年頭の挨拶とさせて頂きます。
★仕事の中にこそ自分を発見するチャンスがある ジョセフ・コンラッド
★仕事は人生であり、良き仕事は良き人生であるジェームズ・W・エリオット
★働くことは祈ることである           聖アウグスティヌス

                                 平成30年 初春

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